この記事では、私が都内でマンション購入を検討するまでにどのようなことを考えたか、その過程でなぜ建て売りや中古の戸建てを選択肢から外して中古の大規模マンションにたどり着いたかを紹介します。
物件探しのきっかけ
私は、都内の勤務先に通勤するために10年近くJR山手線内の古いマンションに住んでいました(風呂はバランス釜でした……)。 間取りが広く交通の利便性が非常に良かったのですが、古いことと定期借家契約で更新ができなくなる可能性があり賃料が低めに設定されている物件でした。 ずっと住み続けることも現実的に難しいだろうと考えていて、約2年ほどじっくりと物件を探しました。現在は新宿から電車で約40分ほどの東京郊外でリノベーションした中古マンションに住んでいます。
初期の物件探しは戸建て中心
住宅購入を検討し始めた際には、予算の都合上、おもに戸建て建て売り、戸建て中古を選択肢として考えていました。もともと地方で一戸建てに住んでいたこともあり、自宅と言えば一戸建てのイメージが強かったためです。また、新築マンションと注文住宅は検討範囲から外して考えていました。新築マンションはモデルルームで部屋の確認はできますが、どのような居住者コミュニティーになるか、今後の維持管理がうまくいくかなどが確認ができないためです。またいちど入居者が入った後に再販価格が大きく下がる ためリセールバリューが非常に低いことから対象から外していました。 注文住宅も思い通りの物件が建てられる事は魅力的なのですが、もし万が一手放すことになった際に価値がつきにくいことやそもそも土地を探して購入することと設計をして立てる事が段階的に行わなければならないので、価格も高く手間もかかるためこちらも当初から検討の範囲外にしていました。
しかし、貯蓄が少ないことや夫婦の働き方がまだ定まっていなかったことから、リスクの少ない予算を立てたく、少なめの予算で探したところ、以下のような物件しか見つけられませんでした。
戸建て建て売り住宅:都内とはいえかなり郊外で、かつバスを利用しなければならないような交通の不便なところ
戸建て中古:再建築不可の物件
新築建売住宅は交通の利便性が悪い上に間取りをなるべく効率的に部屋を 取るためか、廊下が複雑に入り組んでいたりして正直住みやすいと思える物件は見つかりませんでした。また室内の建材などもコストをコストを抑えるために安いものが使われており、あまり住みたいとは思いませんでした。
再建築不可の中古物件は魅力的な物件もありましたが、万が一何かがあった場合に再建築ができないと住み続けられないですし、中古物件をメンテナンスしていくたりリノベーションしていくのもコストがかかるため、結局は割高になってしまうそのまま住み続けない限りは結局は割高になってしまうと判断して断念しました。
中古マンションの購入を決めた理由
その後、予算や自分の住みたい部屋に住むと言う2つの目的を叶えられる方法として中古物件を購入してリノベーションすると言う方法を検討を始めました。
結局、私がマンションを購入することに決めた理由は、以下の点にあります。
まず、マンションは一戸建てと比べてメンテナンス費用や修繕費用を強制的に積み立てていくことができ、維持管理も管理会社に任せることができる(自主管理でなければ)ため、手間がかからず快適に暮らすことができると考えました。
また、築年数が経っている古いマンションであっても、リノベーションによって快適な住空間に改装することができる点も魅力的でした。実際に私が住んでいるマンションも、リノベーションによって全く違った雰囲気に生まれ変わり、自分好みの空間になりました。
最後に、マンションはリセールバリューが高いという点もあります。再販価格が下がりにくく、将来的に買い手がつく可能性が高いため、資産価値を維持することができます。
以上の点を踏まえて、私は中古マンションを購入することに決めました。購入にあたっては、物件の選定や資金計画など様々な課題がありましたが、その経験から多くのことを学ぶことができました。また具体的な物件探しの経緯などを書いていきたいと思います。
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