フィン詰まり(フィルターに水が溜まる)問題とは
パナソニックのドラム式の洗濯乾燥機(NA-VX8700L)を使っています。
タオル類などまとめて洗濯から乾燥まで一気にできて、とても便利で手放せないのですが、数年使ったころ、普段お手入れが必要なフィルターのさらに奥のフィン部分に細かいホコリが絡みついてしまい、修理になってしまいました。
乾燥フィルターを外すと水がたまっているときは「熱交換器自動洗浄」の洗浄水の可能性があります。
出典:【ドラム式洗濯機】乾燥フィルターを外すと水がたまっているときは – 洗濯機/衣類乾燥機 – Panasonic
「熱交換器自動洗浄」は乾燥前に、熱交換器についた微細な糸くずを洗い流し、乾燥効率の低下を防ぐ機能です。
お客様ご自身では改善いただけませんので、電源プラグを抜いて、お買い上げの販売店、またはパナソニック修理ご相談窓口に点検・修理をご依頼ください。
公式のよくある質問でも回答されていますが、乾燥機能利用時に熱交換器のフィンが水で洗浄される機能があるようです。
通常だとホコリを落として性能をキープしてくれるようですが、どうも除菌モードでお湯で洗濯したのち乾燥する頻度が上がったからか、湿気を含んだホコリが入ってしまい次第に塊が大きくなり最終的に詰まってしまったのではないかと考えています。
初回の修理は補償期間中だったので無償だったのですが、補償が切れると以降は乾燥ユニットごとの交換となるようで、数万円ほどの費用が必要になるようでした。
なにより、修理依頼をしたり乾燥機能が使えなくなることが困るので、試行錯誤してフィンの詰まりを解消するための方法を模索していました。
フィン詰まり問題の解決方法
最終的に発見したフィンの詰まりの問題は、お手製のフィルターを通常のフィルターとフィンの間に挟むことでした。
このフィンの部分は通常お手入れするフィルターのさらに奥の部分にあるので、アクセスするにはドライバーでネジを外す必要があります。
下記画像の上部に見えている2つの+ネジの部分です。
ネジを外し、フィルターを設置するプレートも外したところに不織布のフィルターをあてがい、通常のフィルターで押さえ込むようにして、通常のフィルターとフィンの間にもう一枚のフィルターを追加します。ホコリが侵入してしまう純正フィルターの周囲のスキマをなくすイメージです。
これで運転していると、追加したフィルターにかなりの量のホコリが付着します。純正フィルターよりも内部の部分に発生しているホコリなので、たぶんこれが乾燥ユニットのフィンに付着して詰まってしまう原因かと思われます。
追加フィルターのホコリは運転の都度掃除することが難しいので、フィルター異常のアラートが出たタイミングで交換しています。大体1月弱くらいのイメージです。熱交換器ごとの交換よりはかなりマシなので、定期的に追加した不織布フィルターを交換して、フィンへのホコリの付着を防ぎつつ洗濯機を使っています。
普段は服を購入した際の不織布を適当に切って使っているのですが、たまに手元になくて困ることがあります。 探してみるとAmazonなどでも不織布があるようなので、こういったものを買っておいてもよいかもしれません。ただ、枚数が多い……。
Photo by Sana Saidi on Unsplash
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